そう、それは鼻ピアスをあけることでした!
何か決断する際は、いつも必ず自分なりの禊の儀式をすることにしています。
私は人間とは本質的に弱い生き物だと思っています。
だから知らないうちに楽な方へ楽な方へに逃げたり、今ある苦しみから目を背けるために過去の自分のせいにしたりしてしまったり。
ヨガでも、人間は Tamas(流される) / Rajas(抗う) / Satva(受け入れる/安定する) という3つの段階があるといいますが、私にいわせりゃ基本的にみんなタマスだよ!!
特に、私なんか気をぬくと本当に信じられないスピードで転がり落ちていってしまいます!
毎月5万円貯金すると決めても、散財してしまうし。
必ず6時に起きて、スーリヤナマスカーラをじっくりやると決めても起きれないし。
だから
このよわ~い自分が少しでも出そうだなと思うときは、禊です!
間違っても仕事を辞めたこと、インドに行ったこと、数々の自分の選択を後悔して、間違っても昔の自分を恨んだりしないように、今回はノーズピンをあけました。(そんなたいそれたことじゃないけれど)
ただ、私体に穴をあけたくない!というお母さん思想の持ち主で、これまで鼻はおろか耳にもピアスを空けたことがありませんでした。。
ウキウキで病院にいったけど、説明受けながらはじめて「え?これ痛そうちゃう?」と恐怖を覚え、そのまま施術室へ。
「ちょーっと痛いよ。まず麻酔ね~」 ブースッ
「はい次針ね~」プスッ
「はいピアス入れるね」スッ
「おわったよ~~」
鮮やかか。
全然痛くなかったです~めっちゃはやいですね~~と余裕のコメント出しつつ、左目が号泣。
左鼻と左目って繋がってるんですね、と思いました。
人体の神秘。
ここでちょっと疑問ですよね。
「なんで左にあけたの?」と。
「そもそもなんでインド行くで、鼻ピアスなの?」と。
よくぞ聞いてくれました。
というわけで、
インドの鼻ピアスの謎を解き明かせ!
早々に、素晴らしい解説がございました!
インドの少女は鼻の(自分から見て)左側にピアスをします。別に時期は決まっていなくて、 やりたくなったらやればいいという感じです。だいたい小学校の高学年ぐらいが多いようです。 鼻にピアスしないまま大人になってもかまわないのですが、結婚が決まったら必ずあけます。 なぜなら、花嫁さんには「ノーズティカ」が欠かせないからです。 日本で言ったら「文金高島田」「白無垢」みたいなものでしょうか? 花嫁と言ったらコレだし、花嫁を表すシンボルです。また、花嫁以外の人はまず文金高島田も、白無垢も着ないですね。 インドでは、「ノーズティカ」してなかったら花嫁じゃないし、多少地味な衣装でも「ノーズティカ」していれば、どこから見ても花嫁なのです。(インド家庭料理ラニ様のHPから本文引用)
なるほどね~~です。
鼻ピアスをして、はじめて本物の大人の女性になれるそうです。
美人の必須条件とも言われているらしく、私もこれで少しはなめられないかもしれない。
良いことづくしだな!鼻ピアス!
ちなみに花嫁衣裳と書かれている「ノーズティカ」というのは、ザ・インド!なこれです。

(これクリップっぽくも見えるが…)
顔の中心にくる大切なアクセサリーなので、花嫁家族は大金を費やして、豪華なノーズティカを準備するそうな。
そして、なんでも左の鼻はアーユルヴェーダ的に、生殖器の機能に繋がっているらしいんです。そのため、ここにノーズピンを指すことによって、生理痛や出産時の痛みが軽減する、と言われています。
奥が深いね。
南インドの女性は逆に右の鼻にあけると聞いたこともあるんですが、どうなんでしょうね。
解き明かしきれなかったけれど、答えはすぐに見つからない方がいいこともあります。
インドで楽しい鼻ぴライフを謳歌します。
ただ、今めちゃくちゃ思いっきり鼻かみたいです!